こんにちは、りえです。
とうとうWHOがパンデミック宣言を出しました。
メディスタイルでは2月の早期から対策会議を行い、
スタッフの毎朝の検温や、院内の感染予防を徹底、ミーティングはオンラインで行うようにしました。
そんな中で新クリニックの開院があり、人が集まる内覧会を行うことも迷いつつ、
スタッフたちの努力で、滞在時間を短く、回転よくご案内することで想定以上の方に内覧していただくことができました。
ホットヨガに通っていたスタッフは、以前インフルにかかったことがあったので、本能的に?危ないと思って、
コロナのニュースが始まったあたりから通うのをやめてくれていて、後でリスクが高い場所だということが分かり、やっぱりよかったね、とホッとしています。
少しずつ意識を上げつつも、平常心を保つことを心掛け、
休校になってからも子を持つ母親スタッフは協力しつつ、業務に支障が出ないように上手に助け合っています。
とはいえ、急な休校に働く母はさぞ大変だろうと、ハウスモリーさん、カルチェットさんと協力し、
逗子キッチンから池子の学童さんに1週間という短い期間ですが、お弁当を無料で提供させていただきました。
新しい試みを行うことで、また視点が変わり、さらに新しいつながりができてきました。
私も転んでもただでは起きない性格なので、これを機会にオンラインでできることなども増やしていきたいと思っています。
しかしながら、確実に迫っているなと感じます。
私の長男はアメリカの全寮制に留学しているのですが、昨日の朝、寮が閉鎖するとの電話があって、
今晩もう日本に帰ってくることになりました。
そして私の弟はみなと赤十字病院という日本でも1,2を争う救急搬送受け入れ数の3次救急病院で働く救命救急医でしたが、
この3月まで1年間東大の大学院で勉強していました。
みなと赤十字病院というと、ダイヤモンドプリンセス号が目の前に泊まっていた病院です。
まさに新型コロナ最前線。
仲間たちは防護服を着て、働いているそうです。
4月からまた元の職場に復帰するということで、当分顔を出せなくなると言って明日わが家へ遊びに来る予定です。
私は同じ医者でありながら、今回の感染症を治療する立場ではありません。
でも、ひしひしとその重責は手に取るように分かります。
昨日は両親のところに行って来たそうです。
落ち着くまでは、高齢の両親に会うこともしないでおくと言っていました。
COVID-19と人類との戦いが始まっています。
私たちができることは、感染の広がりをできるだけ少しでも遅くすることです。
日本は早期に感染国になりましたが、なんとか踏みとどまっていると思います。
他国の例でもあるように、ウイルスとの戦いの敗北は医療体制の崩壊です。
初めてのウイルス感染症とはいえ、観察し、対症療法を丁寧に行っていき、人間が備えている自然治癒力での回復を促していくことが肝要。
そのためには、医療体制がパンクしてしまっては大変です。
重症者がいちどきに集中することを避けなければいけません。
かかっても軽いんでしょう?と油断せず、みんなが一日でも時間を稼ぐことでワクチン・特効薬という援軍が来るまでウイルスからの攻撃から城を守り抜きましょう。