こんにちは、りえです。
逗子院では完全予約制なので、今日いらした患者様を、今日診れるかどうかは予約の空き状況によっては難しいことがありますが、
予約があれば、保険診療の患者様も比較的ゆっくり診ることができます。
初めていらっしゃる患者様はどこに行くにしても、やっぱりちょっと不安なもの。
ご紹介の方は信頼している方がいいと言って下さっていたという安心感がありますが、
HPや地域のコミュニティ誌などで当院を見つけてきてくださる方は特に緊張したお顔で診察室へ入ってきます。
できるだけ始めの主訴をしっかり伺い、処方についてや今後の治療の方向性などを説明し、一連についての質問も伺い、
ひとまず診察が終わりかけるそのとき!
「先生、ついでなんですが・・・」
と切り出される患者様が結構な頻度でいらっしゃるのです。
予約の際にあらかじめ症状を受付で伺うのですが、実はお悩みだったそれ以外の症状がもうお帰りになるかと思ったときに出てくる。
あれれ?まだあったの?
しかも、後からおっしゃるそっちの症状のほうが治療の優先順位が高いことも。
そんな風にあとから切り出されることにはもう慣れっこになっていたのですが、ふと気付きました。
それって、
私を信頼してくださったんだ。
ということ。
初めての場所で初めてのドクター。
どんな人が出てくるんだろう、どんな治療をされるんだろう、
皆さんたいてい緊張しています。
私と顔を合わせ、お話しして、ああ、こんな先生なんだ〜
と納得したからこそ、もう一つ相談したくなってくださったんだな、と思います。
私に会って、とりあえずの薬だけもらってさっさと帰ろう、ではなく、
もう一つ進んだところで繋がってもいいな、と思ってくださったのではないかな?
だから、「先生、ついでに〜・・・」
と言われると、私はとっても嬉しくなります。
本当にちょっとした痒みなんかでいらっしゃった患者様が、実は美容の相談をしたり、
本当に診てもらいたいのはご自分のお子さんだったり。
ついでの診療って医者冥利に尽きると言っていいかもしれません。