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見た目の老化を受け入れやすくするための医療

こんにちは、りえです。

 

今日は常々思っていることを。

 

私の仕事は美容皮膚科をメインにしています。

美容皮膚科としていらっしゃる患者様は40代以上が多く、老化による変化の改善を求めている方がほとんどです。

 

アンチエイジングやハッピーエイジングなんて言葉はありますが、

毎日診療していて私が確信を深めているのは、結局見た目に関するそれらは、脳における自己イメージと実際の容貌のすりあわせなのかな、ということ。

 

ある日ふと鏡を見たときに自分が思っているより「老けた」と感じることはありませんか?

 

シミだったりシワだったりたるみだったりのせいだ、と思ってそれを取ってくださいと私のもとにいらっしゃいます。

治療でそれらがきれいに改善されると本来の自分に戻った感じがします。

私も「本来の美しさを取り戻しましょうね」なんてご説明をします。

 

患者様が治療で明らかにシミが減っているのに、元々こんなもんだったんじゃないか、という顔をしてらして、

治療前・治療後の画像を比較してご納得いただくことがときどき、いや、しばしばありますが、

それは、結局脳の自己イメージが ”シミのない自分” であるがために起こる現象なのかもしれません。

 

逆にシミだらけで、これくらいなら簡単に取れるし、取れたらきっと嬉しいだろうと私が思っても、

まったくシミ取りに興味を示さない方もいらっしゃいます。

それはシミのある自分を脳が受け入れていらっしゃるのでしょう。

あえて指摘することで、急に気になりだす方もいらっしゃるので、どこまで治療の提案をするべきかということは実はデリケートな問題です。

 

それから、ヒアルロン酸などの注入をやりすぎている方もときどきお見かけしますが、

これは自己イメージに混乱を生じてしまっているのではないかと思います。

 

どこでどうなったから混乱してしまうのかの線引きはまだ分かりませんが、

過剰な注入などをくりかえしているうちに、本来の自分が分からなくなってきて、もっともっと入れれば本来の自分になれるのではないかと錯覚してしまうのかもしれません。

 

ですので、私は極力患者様のご希望にたいして、過剰な期待を持たせることもしませんし、

やりすぎにならないことを念頭に置いて施術します。

 

ちょっと前のめりになった自分の実際の容貌を自己イメージに近づけつつ、それでも確実に進行する”老い”を脳が受け入れやすくしていくのが美容皮膚科によるアンチエイジングなのではないかと思うのです。

 

もっと若返りたいと思えば、いくらでもできてしまう現代。

自分の脳にあるイメージを極端に上書きしてしまうような治療は危険だと思っています。

 

ありのままの自分がたやすく受け入れられれば一番幸せなのかもしれません。

でも、ほんの少し老いていく自分を認められない自分もいるのもあたりまえ。

そこを医療でもって私が少しお手伝いして、患者様が自分自身を受け入れ、自信もって生きて生きていっていただけたらと願うばかりです。

 

 


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