皮膚を扱う医師として、子供を育てている母としてこのタイトルにビビビッとこないわけがありません。
実はかなり前に買って一度読んだ本でしたが、
この前の地震で我が家の本棚が壊れて、
やっと新しく買った本棚に本を移しているときにまた出てきたので再読。
やっぱり、いい本です。
子育てにおけるスキンシップの重要性を説いているのですが、
今回注目したのは
”父親とのスキンシップ”
についての記述。
今、我が家の息子たちは私にべったりとまつわりついています。
私も状況が許す限り『ベタベタ』しています。
が、ときどきこの『ベタベタ』はいつまで続くんだろうな〜?と疑問に思います。
いずれ寄ってこなくなるんだろう、とは思いますが、
この本では、動物行動学者のハーロウによるとアカゲザルはある時期になると母ザルは子ザルとの身体的接触を断つようになり、子ザルは探索欲求が高まり、仲間へと興味が移っていくのだが、
母子がいつまでも密着していると仲間への興味が薄く、ひいては生殖能力も成長しないというのです。
そこで重要になってくるのが”父親とのスキンシップ”
父親とのスキンシップは母親とのそれとは若干異なり、世の中へ意識を向け社会性を伸ばすと書いてありました。
なるほど、一概には言えないとは思いますが、核家族化して母親との関わりがほとんどとなってきているからこそ父親の役割は当然大きくなります。
特に男の子の育児に、男親の役割が小さいわけがありません。
たまたまかもしれませんがうちの長男は夫が一緒にいる時間が増えて、急に逞しくなってきた気がします。
それに私だけでは伸ばしてやれない部分を確かに夫は伸ばしていると思います。
『イクメン』
が増えてきていますが、世の中のイクメンが増えれば、ニートなんかも減ってもっと社会は良くなるのではないかと期待します。
とかなんとか言いつつ、さらなる夫の育児参加を応援すべく、この本を片手に理論武装しているわたくしでありました
世の奥様、男性には理論で押すと効きますよ